最近の日々について

3週間ばかり、旅をしていたような気分である。
うそ。
旅なんて悠長なものではなく、強制的な徴兵?
それとも遭難ですか?
そうなんです。


…御後がよろしいようで。


この業界、ハンパねえ。
3週間中、家に帰れたのが1週間に行かなかったような。
3日泊まって、1日帰って、また3日泊まる、そのような生活。
生きていなかったのだから、死活か?
そして、毎日がほぼ徹夜。
深夜という名の早朝5時まで働き、椅子の上で腕を組んで寝る。
首を痛めつつ、朝10時近くに目を覚まし、仕事を開始する。
そして、朝飯と昼飯を食べる気力もないまま、夜9時近くになって夕食を口にする。
会社で夕食を食べた日は、大体そのまま泊まりになる。
そのジンクスを恐れてぎりぎりまで夕食を口にしないようにするが、腹の虫には勝てず、
結局中途な時間帯に飯を食い、終われば終電近くで帰れない。
そんな日々でした。


こうして恨み辛みを書き連ねつつも、案外この生活にも慣れてしまっていて、
どこか阿呆のように弛緩してしまったのか、耐えれてしまうものです。
むしろ問題は、労働のキツさではなくて、日本社会に対する疑問とか。
会社の経営に対する不満とか。
なんていうか、不誠実なシステムの中でギアとして活動している我々は何なのだ、と
神に問うでもなく、ぼんやりと考えてしまう。
そして、サービス業に属している我々の仕事は、言わば無駄な仕事であって、
殊更仕事とはなんぞや?と疑問を持ってしまう。
大手企業の牙城を突き崩せるはずもなく、またその意思も持たない会社は、
軒並み潰れてしまったほうが、業界としてはむしろ健全、円滑なのではないか。


…などなど。
つまるところ、
「やってらんねえ」
というのが本心なのでしょうが、自分自身が何を考えているのか良くわからないこともあり、
なんだかゆっくりと精神が消耗している毎日でした。


■買った・読んだもの

1巻から3巻まで読了。


シビれました。
けれど、イリヤがかわいそうになりました。
どうして、大食漢バトルの次の話が、ああも悲劇なのか。
イリヤが人間だと確認させられた話の次が、あの悲劇なのか。
悲劇は作者が当初、書き始める前から想定していた内容でしょう。
けれど、展開の運びは筋書き通りだったのでしょうか。
もし筋書き通りだとしたら、やっぱりひどい。
猫の地球儀』と比べるに、やはり筋書き通りなんだろうなあ…。

総じて、この作品は秋山瑞人という作者の非凡さを垣間見れるものである。
その時々に応じて、文章のテンションが変幻自在、荒唐無稽に入れ替わる。
ときにグルメレポートであり、学術論文であり、少年漫画であり、怪奇小説でありエロゲーであったり、
エロくてかわいくてグロくてやさしくて素直で素敵で痛くて気持ちよくて気持ち悪い。

とにかく続きが気になります。

桜庭一樹さんの本ということで購入。


あいたたぁ。
これはひどい
はじめて「キャンキャンバニープルミエール」のテキストを読んだときを思い出しました。
ほら、あの「きゃる〜ん☆」っていうテキストね。


しかし、この人が後に直木賞を受賞するなんて…人生はわかりませんね。


セル(上) (新潮文庫)

セル(上) (新潮文庫)

この前の日記で書いたように、スティーブン・キングが読みたくなったので購入。
内容は、ほとんど『スタンド』に近い。
ただ、薄っぺらい。
面白いですよ?
確かに先が気になりますし、高いテンションでもって読み進めることができる。
ただ、テクニックで書いているのばバレバレ。
まるで同人のようだ。


やはり『ランゴリアーズ』か『IT』を読み直すべきだったか。


『扉の外』が面白かったので、読んでみました。
ああ、これはどうだろう。
作者が自身の強みと読者の期待を理解して、当然の流れで作り出された小説です。
面白いのですが、熱が無い。
「ははあん、こいつは面白いね、当然、いや、まいった」
という感想を持つしかない。
「うわ、やべえ」
という驚嘆が無い。

デスノート』『ライアーゲーム』ときて、次はこの作品なのではないでしょうか。
最近のスタンダードとなりつつあるこういった趣向の作品群は、一体なんと呼ぶべきなのでしょうか?
私は「条件設定型小説」とでも呼びたいのですが…ミステリとも異なるゲーム的な、
「汝は人狼なりや」的な小説たち。
ああ、『カイジ的小説』と呼ぶのが一番ふさわしい気がしてきました。


風のクロノアが秀逸な出来なのは、既に分かっています。
しかし、この作品はまだ遊んでいなかった。
久しぶりにプレステ2を起動して、プレイ。


ああ、これは良いものであるな、と確認。
世界観を助けるために、すべての要素が、それぞれ相応しい働きをしている。
とりわけ、音楽が素晴らしい。
ミスタードリラー』『エースコンバット』といい、ナムコのゲームはどうしてこうもサウンド
優秀なのか。
だから、ピコっと検定したくなってしまうのだ。


ファイナルファンタジー - PSP

ファイナルファンタジー - PSP

なぜか今更のプレイ。
あんまり面白くない。
けれど面白い。
やめる理由の見つからないゲームというのは、それだけですごいと思う。
パチンコのようなものなのか。
ストーリー性は皆無ですな。


ペルソナ4

ペルソナ4

買うつもりはなかったのに。
買ってしまった。
パッケージにつられたのか?
それともOPアニメに?
いやいや、前作ペルソナ3が発売された頃から、
ペルソナフェスが発売された頃から、
ふつふつと、購買意欲は湧いていたのだ。
前作は結局、ブームに乗ることもできず、購入する機会を逃してしまった。
今回は、逃すまい、と新品を定価で購入。
ようやく、最近のRPGがどこまで進んでいるのか確認できそうです。


これが終わったら、FFのクライシス・コアでもやってみようかしら。


PIED PIPER(初回限定盤)(DVD付)

PIED PIPER(初回限定盤)(DVD付)

初めてのピロウズアルバム。
カラオケで歌いたいです。