昨日のことと今日のこと

■小説:『パーフェクト・ブルー宮部みゆき

パーフェクト・ブルー (宮部みゆきアーリーコレクション)

パーフェクト・ブルー (宮部みゆきアーリーコレクション)

初読みー。
マサの事件簿シリーズは読んだことが無いのです。
やっぱり宮部みゆきは少年を中心に物語を展開させると、うまいな。
初期作品なだけあって、やや現実味を帯びていない気もするけれど、
「レベル7」や「魔術はささやく」と同系統だと思えば、問題にはならなーい。


次はひさしぶりに樋口有介を読もうと思う。
この作者は赤川次郎宮部みゆきに近づけて、もうちっと軽めな感じなので、
かなり好きです。


■昨日のこと
日曜日は彼女と横浜行ってきました。
雨がふるかな?ふる?ふらない?
と気が気でなかったのですが、グッジョブ、やったね!雨ふらない!(夕方は凄まじかったが…)
ビニ傘を持って行きましたが、結局使うことがなく、ありがたい。


横浜といえば中華街、あるいはみなとみらい駅周辺ですが、
今回はまず石川町に向かいました。
なぜならー、今回は中華料理やカレーを食べに行くのではなく、
「横浜近辺でおいしそうなお店にいく!」
ということが目的だったので、当たり前でないものを求めていたのです。
ライブドアグルメでちょちょいっと検索して…あ、これはおいしそうかもーと見つけたのが↓


リストランテ「グランドゥーカ」
http://r.tabelog.com/kanagawa/rvwdtl/102805/
ライブドアグルメのレビュー…この人すげー詳細までレビューするね)


いたりあーん!
なんていうかですね、新宿にあるパスタママ的な大衆食堂パスタってのも大好きですが、
本場の味ってのにも飢えていたわけです。
ていうか、写真を見たときに、
「このパスタの盛りつけ方…おいしいパスタの盛りつけ方かも」
とか素人根性で錯覚して、そこからは「ここにするっ!」状態だったのです。


店内は4人がけのテーブル席が7〜8席くらいかな?
俺らが入ったときには、他に2グループがいましたね。
彼女と二人そろって1,500円のランチメニューを頼んで、しばし歓談。
まずはパンと前菜が出てきたのですが、
パンがオレンジ色!
まるでミカンのようです!
なんでも、トマトを練り込んでいるのだとかー。
彼女が平然と説明してくれました。
こっちは「オレンジだよ!みかんだよー」
と興奮しているのに、あちらは「トマトが入ってるんだから、あたりまえ」
なんつー感じ。
パンに関する知識には天と地の差があるからなあ…さすがパン娘。


前菜は豚肉を使った…なんていう料理だろう(汗)
でも、とてもおいしかったですよ。
豚肉に染み込んでいる(かけている?)ソースがちょっぴり不思議な味わいだったかも。


オレンジ色のパンに驚いたりしながら、前菜を食べ終わると、
いよいよパスタが登場。
や、いよいよというような派手なパスタではないけれど、
なんせ俺が頼んだのは「生パスタ」だからね!
歯ごたえが気になるるる。


パスタの感想が書けるようなボキャブラリはありませんが、
もちもちしっとりした食感がうれしかったです。
もちもち気味のパスタ、大好物なんです。
トマト味のソースに、タコがころころと隠れていて、
たこの弾力のあるむにむに感が、パスタとはひと味違ってアクセントになってました。


食後は紅茶を飲んで、ごちそうさま。
うにゃ〜、美味しかったぜー。


ランチ終了後は、石川町から徒歩で「港の見える丘公園」に向かいました。
雨が降らなかったけれど、この日はあまりに暑い!
外人墓地を通り過ぎるとき、坂の上でぐで〜っとなっていました。
隣を歩いている少年が、
「ママー、もう終わりにしようよー、ねー…ぎゃわわー」
と駄々をこねているのが面白かった。
お母さんが、
「じゃ、アンタだけ先に帰りなさい」
と冷たく愛情を込めて切り返しているのがまた堪らない。
でも、確かに暑いし急な坂だし、子供にはしんどいかも。
お兄ちゃんが「ぎゃわわー」と泣いているのを尻目に、
妹はパパにお尻をだっこしてもらってました。


途中に缶ジュースの「Qoo]を買いながらも、とうとう公園に到着!
わー、カップルだらけ。
あと、なんか知らないけど、わんことにゃんこもいる。
あ、猫が寝そべって、そこを写真にとられている。
わんこは…かわええ!
飼い主がひっぱっていくんですよ、
で、わんこの先には水たまりがあって…必死でみずたまりを避けようとするんだけど、
飼い主は気がつかなくて、引きずって、わんこ大ピンチ。
わんこ特有のつま先立ちで危険を回避ってのがかわええのよね。
接地面が少なければ、なんとかやりすごせるかも、という淡い期待が。


公園から港を見下ろして、
「港はあんま面白くないけど、雲はすごいねー」
と前回来たときと同じような感想を言った後、
近くの空中庭園へ向かう。
空中庭園にはベンチが8つくらいあって、
何度行っても座っている人を見かけない。
日差しが強いからかなー。
それともお尻が汚れるのが嫌なのかも…?
俺はアンチ日常なので、ここぞとばかりに座る、寝転がる。
で、ベンチをたしたしと叩いて、彼女にも座るよう促す。
ボルテージが上がってきた俺は、
「ね、変なことがしたい!していい?するぜー」
と、雨も降っていないのにビニール傘を差す。
で、相合い傘状態を作り出す。
何がしたかったかというと、
「雨の日、幼なじみの二人が、ベンチに座って相合い傘。互いに秘めた思いを告げる方法を知らないけれど、
このときだけがちょっと幸せ」
というシチュエーションをね、映画的にさ、そのミザンセヌ?というわけですよ。
シンメトリーな構図で、ちょっとカメラ引き気味で、雨の特殊効果で
背景が薄ぼんやりととけ込んでいる、その浮き世感?それが狙いでしてね!
とか考えていたのに、
「ビニール傘っすか、もうちょいかわいい傘のがよくね」
と彼女に疑問を投げかけられて、意気消沈。
そうだよね、赤い傘で、黄色い長靴を履いた幼稚園年長くらいの男の子と女の子っていう
シチュエーションのほうが萌えるよね。
とか妄想しながら、飽きてきたので、
公園に別れを告げて、いざ中華街へ!
徒歩で。


港の見える丘公園から中華街って徒歩だと近いようで遠い。
決して「無理だろー」って距離ではないものの、やや疲れる。
中華街では杏仁ソフトを二人で食べて、
その後俺は肉まんを食べました。
金メダルな肉まんらしいです。
うまー。


中華街でおやつタイムを終わらせて、
今度は赤レンガ倉庫へ向かう。
徒歩で。
天気が良いせいか、子供がたくさんいてかわいかった。
8歳くらいのお兄ちゃんが走って、その後を5〜6歳の妹が追いかける、
で、さらにその後を2歳くらいの弟くんが追いかけるのだけれど、おいつけねえ。
お兄ちゃんはたったった。
妹はてってって。
弟はぽてぽてぽて…どしーん。
なんで赤ちゃんとか幼い子供はすぐに転ぶかね。
転んだ後、しばらく放心しているし。
放心後、泣き出す子と何事もなかったかのようにまた走り出す子がいるよね。
走り出す子は偉いが、大体すぐにもう一度転んで、今度こそ泣くパターンが多い。
「神よ!何故わたくしにこのような仕打ちを二度も繰り返すのですか!?」
なんつー世の中の不条理に気がつくのかね。


赤レンガのフードコートにはテラスがあるのですが、
結構な敷地面積があるにもかかわらず、この日は満員御礼。
なんだかアメリカンな感じがして、うれしくなりました。


赤レンガで暇を潰した後はワールドポーターまで歩いて、
そこから桜木町に向かって、帰宅しました。

ちなみに、ワールドポーターではオフスプリングが流れていた。
アメリカーナ♪


■今日のこと
朝から図書館に3時間ばかしこもり、本を20冊くらい詰め込む。
内容なんてほとんど覚えていないが、
脳みそがハードディスクならば、何か「印象」を心に刻んでいるはず。
暗記は脳に負荷がかかるが、流し読みは楽勝。
なので、適当にばこばこ抜き取って、読みあさってた。