福音の少年

福音の少年 Good News Boy―闇の王子 (徳間デュアル文庫)

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福音の少年―虹のウロボロス (徳間デュアル文庫)

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福音の少年―王立図書館十字軍 (徳間デュアル文庫)

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福音の少年―放課後のアポストロス (徳間デュアル文庫)

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よーし、5巻まで呼んだぞ。


てきぱきと語られるストーリーは魅力たっぷりだけど一巻ごとの区切りがなんとも妙なバランスで、おいおいそこで話をおわらせるかあ?と思わないでもない。
けれどもまあ、一巻ごとのボリュームは溢れんばかりだし萌えも燃えも入っているし物語は世界を巻き込んでどんどんとふくれあがっていくのでエンターテインメントでござるなあ。


なんといっても収穫なのが、
「オタクがある日超能力を手に入れたら?」
という妄想を入手できるところ。
って良く考えたらすべからくエロゲはそういった展開じゃないのよさ。


登場人物の多さと展開の多さでもって、主人公やヒロイン二人の活躍が少ないのが気にかかるけれど、冗長にしないという作者の心意気や良しなのでしょう。
もうちょっとおのろけシーンが多くてもいいかな、三角関係を引っ張ってもいいかな、と思うけれどけれど。


ああ、これが七巻で終了するとはもったいない。
作者はストイックに過ぎますね。
ちょっとくらいマンネリズムに傾斜してもバチは当たらないと思うのです。