鉄腕バーディー

鉄腕バーディー 12 (ヤングサンデーコミックス)

鉄腕バーディー 12 (ヤングサンデーコミックス)


ええーい十二巻まで読んだー。


ゆうきまさみ氏の作品は何を読んだっけなあ……。
パトレイバー
『じゃじゃ馬グルーミンUP』
『究極超人R』


といったところか。
超能力少女で南の国のヤツは単行本じゃなくてサンデー本誌で読んだ気がするな、1話か2話。
Rは当時あんまり理解できなかった。
あだち充高橋留美子は理解できるのに!
ゆうきまさみの間は好みじゃなかったのでR。


あだち充は、
「え」
という主人公の驚いた顔と、ヒロインのにこにこ笑い顔。
で、カメラが空を写してそこに吹き出しが映り、
「え」
ともう一回呟いて……というテンションですよね。
もしくは、
主人公「ふーん。つまり口先だけの役立たずってことか」
不良「なんだとォ!?」
ヒロイン「ダメよ!ほんとのこと言っちゃ!」
不良「な」
ヒロイン「すみませんね。このひと、口がわるくて」
不良「あんたもな」
ヒロイン「え」
ですかねー。


高橋留美子は、
ヒロイン「にこにこ」
主人公「にこにこ」
おばちゃん「……あんたら、なにをやってるんだい。」
ヒロイン「な、なんでもありません!」
主人公「かーいいなー」
おばちゃん「……どーでもいいけど、あんた犬のフン踏んでるよ」
主人公「げっ」
かなー?
完全に五代くんと響子さんな感じですが。


で、ゆうきまさみ
あだち充高橋留美子に近いと思ってるのに、なんだか苦手でした。
や、今では大好きなんだけど……。


ゆうきまさみは、
R「じつは、うちゅうじんなんです」
女の子「はあ……」
R「……」
R「なんちゃって」
女の子「あんたねー」
R「ほんとうはロボットでして」
女の子「真剣に話をする気はあるのか!?」
かなかなかな?


ああ、ツッコミが弱いところかも知れない。
というか、ツッコミの必要がないのにツッコミを入れるところが気になったのかも。
いやいや、ギャグがそもそもつまらないのが問題か。
ぬーん。


鉄腕バーディー』はいわゆる桂正和の新生『ZETMAN』といった感じ。
内容がではなく、その、進化っぷりが。
どちらも面白いし、今のご時世のエンターテインメントを反映している、ような。
惜しいのは、鉄腕バーディーが既にアニメ化されてしまったことか。
もーちっと期間を空けてからのほうが良かったのではないかねえ。
漫画が終了してからアニメが始まれば、完璧な作品内容になるのになー。
漫画が終わっていないと、アニメが漫画の途中くらいまでしか進行しないか、
アニメオリジナルの終わり方を迎える。
で、アニメオリジナルの場合、たいてい元の作品を超えられないからなー。


むー、でもでも、アニメ版のスタッフを見ていると、これは気になりますね。
作画監督が「りょーちも」さんですか。
作画マニア的には「ノエイン」の狂ったバトルパート。
あるいは「時をかける少女」の狂った走りパートですな。
フルアニメでケレン味があって、大平晋也っぽいのにどこか今石っぽくもある。
今、一番格好良いアニメが描ける人ですよね。


でも、そういう作品かなー、バーディーは。
派手なアクションが面白ければいいのかしら……。
まあパトレイバーのような奇跡的な展開は期待できないけれど、はなっから。


最近、テレビ版とOVA版、そして劇場版という進化を遂げた、
パトレイバーのようなアニメが無いなあ。
ていうか、それをなしとげたのは押井守だけなのか。


エスカフローネ』も劇場版は劇的に変わっていたのは、野心的で良かったな。
まあ、見終わった後、レンタルDVDの1巻を口直しに見直したけど。
だった、あんなのエスカフローネじゃないんだもん!


トップをねらえ!』の1も2も総集編だしなあ。
1はともかく、2は不出来だったOVA版をようやく正規版にしました、っていう感じだったし。


グレンラガン』は当然トップと同じだろうな。


攻殻機動隊』はOVAに逆輸入して、更に面白くなったってのはすごいねえ。


アニメ→劇場版で凄まじい進化を遂げたアニメ作品て何かないかなー。


あ!『天地無用』があるじゃん!
……ふっるー。
真夏のイヴが大好きなんです。
実の娘と混浴して、その胸が背中にぴたー!
やった!
あれだね「かるま龍狼」的なほのぼのエロス!
かるま龍狼はいいよなー。
あのまったりエロスはなんだろね。
「魔訶不思議」も好きだね。
両者のテンションに全然共通点ないけど。


あー、アニメアニメ。
マクロスかあ、これも進化してるね。
でも、なんか違う…。
いーや!マクロスゼロを見たことのない俺が何も言えるはずがないっ!


てけてーん。